HOME >> 482だより >> バックナンバー(2000年12月号)

芝生と共に半世紀 弊社の会長から芝生を愛する皆様へ

芝生の生産・管理・工事に半世紀携わってきた、プロのコラム
 482だより 2000年12月号

当社のホームページがスタートしてから丸一年になりました。最近では、482webへのアクセスが、月間1,000回に近づくようになっており、改めて最近のインターネットの普及というか、利用者の増加を感じています。丸一年経過したことから、何回かに亘って当社の自慢話をしてみたいと考えています。

当社は仕事の上でいくつかの顔を持っておりますが、それぞれに私共が独自に開発した技術や研究結果などの結晶があり、キラリキラリと光を放っております。そこでまず第一回として、当社自営のゴルフコースである黒磯高原ゴルフコースを取上げてみます。このゴルフ場は、昭和最後の年となった1988年にオープンしております。

当社としてゴルフ場を持ちたいという気持ちは永く持ち続けていましたが、自前でまともなゴルフコースができるわけもなく、ショートコースをということになりました。ただ、私はこの呼び名は好きでなく、「パースリー」だとか、アメリカのように「エクゼクティブコース」などと呼びますが、日本にはやはりショートコースという呼び名しかなく困ってしまいます。というのも、日本では、ショートコースというイメージは、狭く、小さく、芝もほとんどない、といったあまり芳しくないものが一般的だからです。

ですから、どうせ作るなら、こうしたショートコースの負のイメージを覆せるような、日本一、いや世界一のショートコースを目指そうと考え、黒磯高原ゴルフコースを作りました。

設計の第一のコンセプトは、優れたゴルフコースにあるショートコースを18ホール集めたようなものとしました。

距離的には150ヤード平均で、ベントグラス500m2のワングリーン、ティグラウンド、フェアウェイは寒地型芝草、そしてラフはノシバという設定をしました。

こうしたことで12年が経過し、ほぼ満足するものが出来上がったとみていますが、オープン当初次のようなことがありました。

アメリカのゴルフコース設計者が来まして、私にこのゴルフコースはショートコースとして世界でNO.2だということを言うのです。では、NO.1はどこかと聞きましたら、オーガスタナショナルにある12ホールのパースリーだという返事でした。確かに私もオーガスタのものは見ており、優れたものということは認めてしまいます。ただその話からすると、18ホールのものとしては、当社のものが世界一(!)ということになるわけです。

ただ、このようにコース設計者が認める優れたコースであるにもかかわらず、未だに「知る人ぞ知る」コースのようで、これは偏に私共の宣伝不足に因るものと大いに反省しております。今後は、より一層インターネットホームページの拡充にも努め、広く皆様方に当社自慢のゴルフコースをご紹介してゆく所存です。是非一度、黒磯高原ゴルフコースへ足を運んでみて下さい。東北自動車道の西那須野塩原インターから10分程度です。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

▲上へ戻る