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芝生と共に半世紀 弊社の会長から芝生を愛する皆様へ

芝生の生産・管理・工事に半世紀携わってきた、プロのコラム
 482だより 2002年12月号

先月の11月20日(水)から宮崎のフェニックスカントリークラブへ行く機会がありました。今年のフェニックスオープンは、タイガーウッズというスーパースターが来るということで、特に盛り上がりを見せていました。20日はプロアマ競技があり、21日(木)からのトーナメントということでした。

フェニックスカントリークラブと私共の会社の接点はちょうど15年前に遡ることになり、1987年(昭和62年)に18ホールのグリーンをベントグラスに張り替えるというものでした。当時ももちろんフェニックスオープンは開かれており、それまでは2つのグリーン共にバミューダグラスで、片方をオーバーシードなどして使っていたのですが、1987年にベントグラスに張り替える工事をしたのです。

今回、久し振りにコースを見ることになりましたが、コースはマツが大きく育っており、プレー上からも相当に難度が上がっているようです。その他にもバンカーを白い砂に変えたり、グリーン周辺の造形もかなり変えていたようです。

コースコンディションは良く整備されており、ティーグラウンド、フェアウェイの全てがペレニアルライグラスでオーバーシードされておりました。マツの下は除草剤で枯らされていて、いわゆるラフの草はほとんどない状態で、その意味ではオーガスタナショナルと同じようなプレー状況がつくられていました。さすがに宮崎でも11月にはバミューダグラスはほとんど褪色してしまうようで、ペレニアルライグラスの美しさが際立っていました。

タイガーウッズはあまり調子が良いとはいえないようでしたが、プレー中の存在感というか貫禄は26才という年令とは全く違うものを持っており、あらゆるスポーツのスーパースターの中でも頭抜けたものを持っている実感を肌で感じました。まだまだこれからもプレーを見る機会があるかもしれませんが、楽しみにしたいものです。

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