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芝生と共に半世紀 弊社の会長から芝生を愛する皆様へ

芝生の生産・管理・工事に半世紀携わってきた、プロのコラム
 482だより 2006年10月号

9月も末に近づくと秋風の冷たさを感じるようになります。

小泉総理の5年半近くに及ぶ任期も終わりましたが、小泉総理は圧倒的な人気と強烈な個性、そして強引ともいえる手法で日本を変えました。発足当時は景気回復を望むとした要望が圧倒的でしたが、その意味では充分な結果を残したものといえます。

格差拡大ということが最近よくいわれますが、ゴルフ業界にも同じように格差が生じてきており、今後益々拡大する傾向にあります。しかしそうした中でも、団塊の世代が退職しはじめる2007年以降、多くの退職した人達が余暇としてゴルフプレーをより多く楽しむようになり、来場者数が増えることが予想されております。ゴルフ業界にあって数少ない明るい希望であり、是非、実現してほしいものだと思います。

ただ、退職者に余暇として数多くプレーしてもらうには料金の安さが重要になってきます。そのためにも、ゴルフ場は少しでも高いコース管理品質を少しでも安価に提供できるよう努力しなければなりません。このことは、当社にとっても会社の生き残りに関わる極めて大切な要素になると思います。

当社は創業以来33年間、毎年10万平米単位のベントグラス、ケンタッキーブルーグラス等の寒地型芝草の播種、維持管理、そしてソッド販売を行なってきました。そうした営業活動の中で相当なノウハウの蓄積は行ってきたつもりですが、今後は、それらの技術を更に高め、低予算で高品質な維持管理を実現する技術にまで発展させて行くことが必要と考えております。

今年も日照不足、温度不足、台風、集中豪雨などなど大小の災害がありましたが、今後更にこれらの災害、異常気象の増加が見込まれることからも、毎日の芝草維持管理に対する意識を高め、集中して事に当たることが必要と考えます。

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