芝生ソッド販売

当社創業52年の実績と信頼性

芝生ソッド(ロール芝・切芝)で芝地をつくるメリット

芝生ソッド(sod)とは、コウライシバなどが何枚か束ねられて販売されていますが、そのように芝生の葉・茎・根も含めて切ったものをソッドと呼びます。大きくロール状になったものをロール芝、四角形に切られ束ねられたものを切芝と呼びます。 芝地を造成する場合には、まずは種子を蒔く事をイメージされる方と切芝を張って芝地をつくる事をイメージされる方がいらっしゃると思います。もちろん双方とも正解です。芝の種類によってはストロン(stolon)と呼ばれる苗芝をばらまいてつくる工法もありますので、芝地をつくる方法は3通りあります。 3通りの造成方法にはメリットとデメリットがあります。

① 種子で芝地をつくる場合

コストは一番安く抑える事が最大のメリットです。しかし芝地が仕上がるまでには短くとも3ヶ月、種類によっては7か月も掛かる場合もあり、長い養生期間が必要となってしまいます。養生管理にはある程度のノウハウや手間と時間が掛かり、その期間は立ち入りも制限しなければなりません。芝の種類によっては種子が手に入らないものもあります。

② 苗芝、ストロンで芝地をつくる場合

校庭緑化やグラウンドでとても有効な工法であり、コストを抑えて種子より時間も短縮できることがメリットとなります。しかし苗が入手できるのはティフトンなど限定された芝種に限られてしまいます。

③ 芝生ソッドで張り芝する場合

施工から根付き完成するまでの期間を短くし、養生の手間も少なく芝地を作り上げることが大きなメリットです。例えば寒地型芝草ソッドの場合、最適な生育期に張芝をした場合には3週間ほどで完全に根付かせることができます。暖地型芝草の場合には適期で3週間から5週間ほどで根付きます。張っていく側から美しい芝地が広がっていくのを実感できます。 芝地をつくる場合には、芝生ソッドを使い理想の芝地をつくる事を弊社ではお勧めしています。 良い芝地を早く仕上げる為にも芝の種類や環境に合った床土でキレイに整地して丁寧に平らにソッドを張る事が重要で、張芝直後は乾燥害が生育障害につながってしまいますので、散水が最も重要な管理作業です。

もちろんご要望に応じた種類の種子販売やストロン・ポット苗の販売もさせていただいておりますので、ご相談ください。

西洋芝商品ラインナップ

芝生の種類には大きく寒地型芝草と暖地型芝草に分類され生育のステージに大きな違いがあります。 寒地型芝草は春や秋に生育が旺盛で冬でも休眠しない種類で、逆に暖地型芝草は夏の高温期に生育が旺盛ですが、冬には休眠しますので、葉は枯れたような色合いになります。 俗に「西洋芝」と分類をする事があります。「西洋芝」と言うのは寒地型芝草で冬枯れしないイメージを持たれている事が多いようです。しかし西洋から来た芝と言う意味ではバミューダグラスなどの暖地型芝草も含まれてしまい、色々な種類と混同してしまいます。ここでは「西洋芝」と言う分類は差し控えさせていただいております。

ベントグラス(寒地型芝草)

Creeping Bentgrass (coolseason turfgrass)

SHARK(シャーク)

総合力に優れたベントグラスと言える品種です。全米の芝草プログラム「NTEP」において全26品種中、総合評価ナンバーワンを獲得した実績をもちます。中密度のベントグラスであり省管理下でも高い芝質維持が可能です。更に耐暑性にも優れ夏の密度維持も安定した性質があります。アップライトな生育習性をもち、低い刈高にも耐え、管理レベルを上げる事でトーナメントレベルに仕上がる事も実証済みです。当社では一番生産量が多く安定供給を目指し、良質な川砂を使用した「サンド仕様」のみの生産となっております。

実績と信頼をもつ第4世代のグリーン用の寒地型芝草

■出荷時の刈高5mm~6mm

DC-1(ディーシーワン)

日米で共同開発されたベントグラスである事から日本の気象条件を踏まえて改良されたベントグラスと言える品種で「NTEP」2015~2019統括の総合評価1位にもなった品種です。代表される病害であるブラウンパッチ・ダラースポット・炭疽病に強く、夏冬問わず一年中一定以上の密度維持をする事が特長で、ほふく性が高く回復力にも優れている品種です。グリーンのインターシードの品種としても多くのコースに採用されています。

耐暑性、密度形成性の良いグリーン用の寒地型芝草

■出荷時の刈高5mm~6mm

PC2.0(ピーシー2.0)

日本のゴルフコースのグリーンで多く採用されていたペンクロス種の後継品種で、アメリカのtee-2-green社が自信をもっては発売したベントグラスです。葉の密度や根茎の密度も極端に高くならない中密度品種である事からサッチが蓄積し難く、更新作業の頻度なども含めて管理性が高く容易な品種と言えます。ペンクロス種のグリーンの補修にもなじみやすく、ペンクロスに慣れ親しんだ管理者の方にも違和感のない扱いやすい品種と言えるでしょう。グリーンのカラー周り、ティーイングエリアも含めて多用途にお使いください。 弊社ではその性質から現在は、黒土仕様のみ販売しております。

定番ペンクロスの後継品種ティ・カラー、一般緑地用の寒地型芝草

■出荷時の刈高7mm~8mm

NIGHTLIFE(ナイトライフ)

特徴的な青緑色をもつベントグラスで最も葉色が濃い品種です。極端な高密度ベントグラスは更新作業など頻繁に行う必要性がありますが「ナイトライフ」は、中密度維持する品種となっており、サッチの集積が少なく抑えられる事から長期的にも管理がし易い優れた品種と言えます。もちろん耐暑性・耐病性にも優れており夏でも適切な密度を維持して、通年で葉色が濃く美しい緑度を保つベントグラスです。このような特長からグリーン以外の緑化にも幅広くお使いいただける品種となっています。

管理の容易な扱いやすいベントグラス、グリーン及ティ・カラー、一般緑地用の寒地型芝草

■出荷時の刈高5mm~6mm

トールフェスク及びケンタッキーブルーグラス(寒地型芝草)

tall fescue& kentucky bluegrass (coolseason turfgrass)

Joyターフ(ジョイターフ)

サッカーグラウンドを始め、競技場、公園、校庭や家庭の芝生等、ドッグランなど比較的ハードなシーンで幅広く使用できる芝生として当社が独自に開発した商品です。「ジョイターフ」は当社の商品名になります。 寒地型芝草である「トールフェスク」の丈夫さと耐乾燥性、「ケンタッキーブルーグラス」の緑度や繊細さをもつ2種類を当社独自の比率で混合しています。耐寒性、耐乾燥性、擦り切れ抵抗性などに優れており、芝生の上での競技や遊びの用途に最適です。 刈り高を高めにするとよりこの芝の持ち味が発揮されてきます。

独自の混合で美しさと丈夫さを兼ねるスポーツターフ、一般緑地用 寒地型芝草の混合種

■出荷時の刈高25mm~30mm

VIVA-TURF(ビバターフ)

寒地型芝草の中でもポピュラーな「ケンタッキーブルーグラス」100%のソッドです。一般緑地の主力商品で色々な場面でご使用いただけるもので「ビバターフ」は当社の商品名になります。 結婚式場やテーマパークなど、色の濃いケンタッキーブルーグラスを使用していますので特に「美しさ」が求められる用途に最適です。寒冷地のゴルフ場ではティーグラウンドやグリーン周りのほか、公園や工場、校庭、家庭の芝生などさまざまな緑地用途に使用できます。また、その濃緑色の美しさからイベントなどの一時的な装飾用、修景用としても大変人気があります。 ケンタッキーブルーグラスには数多くの品種がありますが、当社ではその中から矮性で耐暑性、耐病性が高く、特に葉色の美しい品種をその都度選抜し採用しております。

濃緑色で繊細さ美しい葉をもつ一般緑地用 寒地型芝草

■出荷時の刈高18mm~20mm

注)他の商品も同様ですが、芝の葉色は季節や管理方法などにより大きく変化します。年間を通じて同じ葉色を維持できるわけではなく、冬の寒さの厳しい地域ですと冬期間、全体的に葉色が落ちたり、葉先や下葉が枯れることもございます。あしからずご了承ください。

暖地型芝草

worm season turfgrass

ティフトン(tifton)

暖地型芝草の典型的品種であり、25℃以上の環境での夏季成育が極端に旺盛である事が最大の特徴です。その特性からグラウンドや競技場、幼稚園や保育園の園庭など、擦り切れ頻度が高く夏の回復力が求められる過酷な使用状況の中で最大の威力を発揮する芝生です。冬季間の緑度を維持する為のライグラスなどのオーバーシードにも最適品種となります。 ただし夏季の刈込頻度は1週間に2回以上が必須です。管理の行き届かない緑地帯や省管理を望まれるお客様、日当たりの悪い場所には適しませんのでご注意ください。

日当たりが良く過酷な条件下の回復力をもつ暖地型芝草

■出荷時の刈高13mm~20mm

センチピードグラス(centipede grass)

現在、省管理の一般緑地では注目される品種と言えます。葉茎の密度は低く荒々しい見た目をもつ芝種ではありますが、省管理性は抜群の種類で、弊社ではその特徴に注目して生産をしております。サービスエリアの緑地や法面の緑化、田のあぜ草や果樹園の下草として好適な品種。日当たりの良い場所ではほふく性(横方向に生育する茎)に優れ、生育するにつれて芝地が広がります。日陰での生育も暖地型の中では比較的良好な芝生で、あまり繊細さを望まずに省管理の芝を求めるシーンに最適です。このソッドは低密度のまま出荷されますが、張芝後に生育し密度が増して広がる特徴があります。乾燥を防ぎ活着を良くする為に張芝後は厚めの目土が望まれます。弊社ではセンチピードグラスの中でも「ティフブレア」と言う優秀な品種を採用し栽培しております。またこの品種には雑草の抑制効果もあります。

旺盛なほふく茎をもち良く広がる省力化の暖地型芝草

■出荷時刈高25mm~35mm

コウライシバ(高麗芝)

代表的な芝種であり日本では目にする事が多いポピュラーな芝生と言えるでしょう。ゴルフ場のフェアウェイやティーイングエリア、公園などに広く使用されています。葉巾(葉の広さ)によって、葉の細かなヒメコウライと普通コウライに分かれます。日当たりの良い場所を好み、寒冷地は春の芽出しが悪い事がありますので標高550m以下を目安にご使用ください。(標高500m以上の場所ではノシバをお勧めします) 切芝・ロール芝もご要望により承り、ご指定の納品場所に近い圃場から出荷することでコストと品質を保つようにしております。

日当たりの良い暖かい場所を好む、
定番のコウライシバです。

ノシバ(野芝)

もともと日本に自生していた芝草です。それを考えても日本の気象条件に最も合っている芝種であり、様々な場面で広範囲に使用が可能で、管理性から見てもとても扱いやすい種類です。ゴルフ場のターフとしても使用され、公園・お庭やドックランなど万能な芝生と言えます。コウライシバと比較するとやや日陰でも生育し、標高の高い寒地でのご使用も可能な暖地型芝草です。コウライシバより葉が粗いのが見た目の特徴です。

様々な場面使用できる万能な芝生です。
迷ったらノシバを利用されてはいかがでしょうか。

TM-9(ティー・エム・ナイン)

トヨタ自動車が開発した芝生「TM-9」です。コウライシバの改良品種であり、省管理と美景観というテーマとして、景観性の良い芝生を、管理を省いて維持することを目的に開発された品種です。草丈が低いため、芝刈り回数を減らすことができます。肥料の量を減らしても、美しい状態の芝生を維持することができます。省管理により芝生が普及することで、人や環境に優しい緑地が増加することを目指して開発されました。 実際に見てみますと緑が濃く葉が細かく伸びが少ない芝生と言う事を実感する事ができます。また秋には長く緑を維持する性質があります。各地で限定され品質管理された全国7ヶ所の圃場から出荷されます。

世界のトヨタ自動車が開発した 美しい緑色の葉をもつ省力化を実現したコウライシバ

その他の取り扱い

ティフトン(ポット苗)・ティフトン(ストロン苗)・WOSティフトン セントオーガスチングラス(シェードⅡ)・セントオーガスチングラス・セントオーガスチン(ポット苗) ウィンターフィールド・つくば姫 つくばグリーン・エルトロ・ひめの イワダレソウ・クラピア・セダム・タマリュウ 各種芝生種子(寒地型芝草・暖地型芝草)・牧草種子・草花種子など

生産担当スタッフ

わたしたちが心をこめて大切に育てています。

那須高原にある生産圃場は芝草の育成に最適な気象条件や土壌条件になっております。土地柄を活かし、約50年の芝草に関わってきた実績とノウハウを惜しみなく注いだ自慢の芝たちです。 お客様にご満足いただけるように努力し、私たちが心を込めて育てています。

Contact

お問い合わせ

公式BLOG

公式SNS