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482だより

2007年3月号

今年の冬は世界的な暖冬といわれ、世界の平均気温の新記録が出るであろうと予想されています。

日本でも東京で雪の降らない初めての冬になったことや、春の先取りで植物や動物の動きが異常な早さで進んでいることなどが報道されています。

100年前からみると世界の平均気温は0.7℃上がっているだけなのに対して、100年後には最大6℃も上がると言われています。そしてこの傾向は緯度の高いところほど影響が大きいとされています。現在、東京の年平均気温が15.5℃ぐらいで、鹿児島が17.5℃ぐらい、札幌が8.5℃ほどですが、札幌は最も緯度が高いことから100年後には今の東京の平均気温に近づくことも予想できます。

このような異常ともいえる気温の変化をゴルフ場の芝生に当てはめて考えてみますと、現状は札幌周辺でノシバ、コウライシバは生育しないとされていますが、100年後には札幌周辺でも充分に生育すると考えられ、東京ではバミューダグラスが生育するのに充分な気温になると考えられます。

東京でバミューダグラスが充分育つということは、ベントグラスにとっては大変厄介な気温ということになり、これらのことからみても100年後のゴルフコースの芝草の維持は大きく様変わりすることが予想されます。さらに、気温の変化だけでなく、降水量の変化や台風の多発などの影響も大きいと考えられるわけで、地球温暖化に対する防止対策は私共に身近なゴルフ場の芝草維持にとっても大きな課題となっていることを認識すべきと思います。

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