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482だより

2001年9月号

当社が運営をしている大金ゴルフ倶楽部では、グリーンに「オールドオーチャード」というベントグラス使用しているのですが、例年、夏期になりますとオールドオーチャードが弱り、管理スタッフも随分とグリーンの維持管理には苦労しているようです。

オールドオーチャードは、ベントグラスの栄養繁殖の品種として有名ではありますが、あまり耐暑性は高くないようで、日本の夏のような高温多湿の状況ではコンディションの維持が大変難しく感じられます。

こうしたことから、1999年の秋にオールドオーチャードへ「ペンA−4」という新品種をインターシードしてみました。そしてその年以降、毎年、春、秋の年2回、ペンA−4のインターシーディングを繰り返しております。

当初の予測として、ペンクロスのような大きな斑状になることや、インターシードそのものが不成功に終わるのではないかとの不安がありました。それはA−4そのものがペンクロスのような攻撃的な生育をしないためなのですが、丸2年を経過した現状では、ホール毎のバラツキはあるものの、直径2〜4cmのペンA−4のコロニーが見られるようになりました。このまま維持管理に充分注意すれば、もしかしたらあと2年ぐらいでほぼペンA−4への切替えが成功するかも知れません。良い意味で、予想を裏切られたと言えるでしょう。

それと、今年の夏に気付いたことなのですが、ある程度のA−4の定着によって、オールドオーチャードの夏期の衰弱がかなり緩和されるようなのです。このことも当初は全く予想できませんでしたが、A−4のインターシーディングのもう一つの効果なのかも知れません。

ただ、このまますんなりと完全な切替えが行われるとは考えにくい気もしています。というのも、オールドオーチャードという品種は春先になりますと非常に元気が良くなりますので、その頃に再びオールドオーチャードが勢いづき、盛り返してくることが予想されるからです。

果たしてどうなるのか、結果は春過ぎになりませんと分かりませんが、いずれにしても今後も経過や結果についてはご報告するつもりです。どうぞご期待下さい。

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