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482だより

2004年2月号

私事ながら1月末に古稀(70歳)を迎えることができました。

平均寿命が男性でも80歳に近づいている現在では「古来稀なり」という年令ではなくなりましたが、老人の仲間入りだけは間違いありません。

私がこの業界に入ったのが1957年(昭和32年)ですから、今年で48年目になります。97年に「芝生と共に半生記」という自伝的な書籍を出させていただきましたが、文字通りそれ(半世紀)に近づいたなということは強く感じます。

48年前というと、日本も戦後の復興からやっと立ち上がってきたという感じの時代で、まだまだ就職という点では難しい状況でした。

私は東京で生まれ育ち、広くて大きなところで働きたいという気持ちがあり、できればアメリカのようなところへ行きたいと思っておりました。ですが、なかなかそうしたことも叶わずにいたところ、たまたま那須ゴルフ倶楽部への就職の話があり、先方のゴルフ場で芝生管理者が高齢で後継者が欲しいということで決まったことでした。

学生時代から芝生を専攻としており、卒業前年の夏だったと記憶していますが、学校の近くにある我孫子ゴルフ倶楽部に見学に行った時に、グリーンのベントグラスを見たのがベントグラスに出会った最初です。当時はゴルフ場の数が全国でも20ヶ所を越える程度で、ゴルフ場を見る機会もプレーの機会も極めて少ないものでした。その時、こんな美しい芝生があるのかと感激したのを今でも覚えております。それ以来、ずっとベントグラスとの付き合いが続いています。

私の恩師をはじめ、まだまだお元気な先輩方もおられますが、先輩と呼べるような方々が少なくなったことも事実でして、流れた時間の大きさを感じます。これからも一年一年を大事にしてゴルフ業界へ何らかの貢献ができればと考えており、微力ながらも是非、実現できるよう努力したいと思います。

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