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482だより

2004年9月号

7月、8月と予想以上の暑い日が続き、コウライシバやノシバなどの暖地型芝草は快適な夏を過ごしたようです。ただ、降水量が少ない夏でしたので、暖地型芝草であっても水分を上手く補うことができたかどうかでその生育に大きな違いが生じたはずです。場合によっては、コウライシバやノシバでも乾燥害で枯れることがあったでしょう。

一方、ベントグラスをはじめとする寒地型芝草にとっては苦難の夏だったと思われます。ただ、今年は梅雨の期間が短く、乾燥気味であったことが寒地型芝草にはプラスに作用したようです。不幸中の幸いといったところでしょうか。

今夏の様子を見ても、芝草にとって多くの場合、乾燥気味にあるということがいかに大切かということが分かります。そのことを今夏、改めて思い知らされた気がいたします。

今夏はオリンピックも開催され、その点でも日本中が熱くなりました。

幸い、日本のスポーツがいまだ健在であることを世界にアピールできる素晴らしい結果となりましたが、そうした結果の背景には、私たちが想像もできないような選手一人一人の努力の積み重ねがあるということを忘れてはなりません。谷亮子選手は1日3000回もの腹筋運動をするそうですし、マラソン選手は毎日40km近く走り続けるのだそうです。氷山の一角ではありませんが、金メダルという表面にでている部分は小さいものの、その下にはそうした多くの努力の積み重ねと膨大な時間の蓄積があるということなのでしょう。

芝草の維持管理もこれと同じで、多くの経験や時間をかけてはじめて素晴らしいターフが生まれるわけです。金メダル級とはいかなくとも、高い品質の芝生を維持するには、一生懸命な努力とそれを継続する強い精神力が必要不可欠だと言うことです。

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